会長挨拶

  • 柴田 利彦
    会長 柴田 利彦
    大阪市立大学大学院医学研究科
    心臓血管外科学 教授
  • 阿部 幸雄
    会長 阿部 幸雄
    大阪市立総合医療センター
    循環器内科 副部長

このたび、第11回日本弁膜症学会を「変化する弁膜症診療:患者さんの未来,私たちの将来」というテーマのもとに2021年11月20日(土)~21日(日)に大阪で開催することとなりました。当初は2020年11月に開催予定でしたが、コロナ禍の影響で1年間の延期を余儀なくされました。延期にあたっては大変ご心配やご迷惑をおかけしましたが、どうぞ事情を理解していただいたうえで、ご容赦いただきますようお願い申し上げます。コロナ禍がいつ収束するのかいまだ予測は困難ですが、どのような状況においてもスムーズに開催できるような工夫を凝らし、しっかりと準備したいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

本学術集会は、心臓弁膜症に関与する多種職が一同に介して診断から治療にいたるプロセスを検証するものです。弁膜症治療においてはハートチーム医療という概念が定着してきました。そのため、多職種の方が学会参加しやすいように平日開催を避けて企画をいたしました。本邦における心臓弁膜症は増加の一途をたどっています。高齢化社会を反映して動脈硬化や心房細動によって引き起こされる弁膜症などが近年注目されています。また、治療方法においても外科手術のみならずカテーテル治療という選択肢が増えました。本年(2020年)春には本邦における「弁膜症治療ガイドライン」が7年ぶりに改定されました。このガイドラインをもとに、年々変化する治療適応や治療方法への知識をアップデートしていきたいと思います。

11月21日(日)午後には市民公開講座も予定しています。人は身体のしんどさを感じると自分の行動を本能的に制限して心不全症状を隠してしまいます。弁膜症に関する啓蒙活動を通して、正しい知識をもち安心して治療を受けていただけるようにしていきたいと思っています。

皆様のご参加をお待ちしております。

2020年9月